「各位」の正しい使い方と注意点

ビジネスお役立ち

こんにちは。niskyです。

今回は、 「各位」 という言葉について使い方と注意点についてご説明致します。

なぜ、この記事を書いているのかと言いますと、

私は現在、現役のサラリーマンですが、メールを使ってコミュニケーションを取ることが多々あります。

何気ないやりとりの中で、見慣れない言葉って時々ありませんか?

私の場合、社会人になってまず目に入って気になったのが 「各位」 でした!

たまたま当時の上司が使っていたのを見て、私も真似して使っていました。

今思えば、上司の使い方は間違っていて、当然、右に倣えした私も同じく間違う羽目にw

この記事を読んで頂ければ、

「各位」 の正しい使い方と注意点

がわかりますので、是非最後まで読んで頂いて、ビジネスシーンで役立てて頂ければと思います。

そもそも各位って何?

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: %E3%83%88%E3%83%A9%EF%BC%9F.png

「各位」 とは、複数人を対象とした「敬称」のことで、

分かりやすく訳すと、「皆様」という意味です。

複数人へのメール配信時の宛名や送付状の宛名として使います。

例えば、2~3名に配信する場合、

○○課・○○様
△△課・△△様
□□課・□□様
(本文)

という風に1行に1名記載しますよね。

少人数に送る場合はこの書き方が好ましいです。

反対に、3名を超える場合、同じ様に書いてしまうと、

○○課・○○様
△△課・△△様
□□課・□□様
◇◇課・◇◇様
××課・××様



◎◎課・◎◎様
(本文)

となります。

これではちょっとしつこく感じませんか?

書く方は結構大変なのに見た人は

「もうええて。」

と言いたくなっちゃいますw

更に誤記をすれば相手に対して失礼にもなります。

そこで使えるのが

「各位」

です!

各位
(本文)

これでOKです。

何か偉そう…失礼にならないの?

「各位」 という言葉は 「敬称」 と言いましたが、

「敬称」 って相手を敬って使うものですよね。

相手を敬っているのに失礼になる世の中なんて僕は嫌ですw

全く失礼には当たりませんし、勿論、

目上の方にも使って頂いて全然問題ありません!

でも…

人によっては不快に感じられる方がいらっしゃいます。

以前、私も上司に

「目上の人に各位て…お前強気やな…(苦笑)」

と言われたことがありますw

その時は、私もちゃんと理解して使っていましたので、

「何言ってんだ。敬称なんだし、間違ってないわ。」

と心の中では反論しましたが、人それぞれ感じ方は違いますもんね。

かと言って、気を遣ったが為に誤った使い方にならないよう様に注意しましょう。

次項で正しい使い方と誤った使い方についてご紹介します。

正しい使い方と誤った使い方

正しい使い方

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: OK-e1613402598140.png

例1
各位
(本文)

例2
関係者各位
(本文)

例3
○○課各位
(本文)

例4
株主各位
(本文)

誤った使い方

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: %E3%83%88%E3%83%A9NG.png

例1
各位殿
(本文)

例2
各位様
(本文)

例3
○○様各位
(本文)

例4
係者様各位
(本文

上記の様に”各位殿”や”各位様”を使っている方を稀に見かけます。(私が真似していた上司ですw)

…ですが、この使い方は間違いです!

冒頭でも言いましたが、 「各位」「皆様」という意味です。

なので、「各位殿」「皆様殿」「各位様」「皆様様」となります。

「各位」 中には既に「様」という「敬称」を含んでおり、

「敬称」 が重複してしまいますので、これは間違った使い方となります。

まとめ

「各位」は複数人にメールや文書を送る場合に、

誰に対しても使うことが出来る便利なもの

です。

相手に気を遣いすぎて 「敬称」 を重複させてしまっては意味がありません。

せっかくですので、正しい使い方を心掛けましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました